Up Close and Personal (1996) : アンカーウーマン

アメリカの熾烈なTVメディアで活躍するアンカーを目指す女性の心の成長と恋を描いた、ロマンチックなラヴ・ストーリー。83年に若くして事故死した女性アンカー、ジェシカ・サヴィッチとその恋人ロン・カーショーをモデルにしたアランナ・ナッシュのノンフィクション『アンカーウーマン』に依っている。監督はジョン・アヴネット。脚本はジョーン・ディディオンとジョン・グレゴリー・ダン。撮影は、カール・ウォルター・リンデンローブ。音楽は、トーマス・ニューマンで、主題歌はセリーヌ・ディオンの『ビコーズ・ユー・ラブド・ミー』。美術は、ジェレミー・コンウェイ、編集は、監督とは3作目のデブラ・ニール=フィッシャー、衣裳は、アルバート・ウォルスキーが担当。主演は、ミシェル・ファイファー、ロバート・レッドフォード、ストッカード・チャニング、ジョー・マンティーニャ、グレン・プラマー、ケイト・ネリガンとジェームズ・レブホーン、デディー・ファイファーほか。

Up Close and Personal (1996) : アンカーウーマンのあらすじ

ニュース番組のアンカーウーマンを目指すタリー(ミシェル・ファイファー)は、マイアミの小さなローカル局に採用され、プロデューサーのウォーレン(ロバート・レッドフォード)の下に配属された。彼はかつて全国ネットのメイン番組で人気・実力ともにトップのアンカーだったが、ある事件がきっかけで辞めた過去があった。彼は次第にタリーにアドバイスするようになる。そんなある日、タリーは急遽、現場から政治家に突撃レポートをすることになった。彼に教えられるままに、次々と鋭い質問を投げかけるタリーは、レポーターとして徐々に人気も上昇。やがて、フィラデルフィアのTV局から報道記者としての仕事が舞い込んできた。ウォーレンへの尊敬の気持ちがいつしか愛に変わっていたタリーは、彼と離れることに躊躇する。バカンスに出掛け、束の間の幸せを味わう2人。ウォーレンは、もう1人でやっていけるはずだと彼女を励ました。

大都会フィラデルフィアへたった一人でやって来たタリーを、ニュース番組の人気アンカーウーマンのマーシャ(ストッカード・チャニング)は、事あるごとに目の仇にし、冷たくあしらう。タリーが萎縮し、スランプに陥った彼女が苦しんでいることをフィラデルフィアの局のバッキー(ジョー・マンティーニャ)から知らされたウォーレンは、全てを捨てて彼女のもとへ駆けつけた。彼をアドバイザーに付けたタリーは再び活き活きと輝き始め、人気・実力共にマーシャを超えた彼女は、ついにアンカーウーマンの座を掴んだ。そしてウォーレンとの結婚も。

ある日、タリーは刑務所の実態を取材に行った時、囚人たちの暴動に巻き込まれる。彼女は急遽、ウォーレンの指示で混沌とした現場の模様を中継することになった。囚人たちは仲間たちが次々と倒れる中、カメラに向かって、刑務所の悲惨な待遇や人種差別が行われていた事実を訴えた。この大スクープでタリーは全米ネットのアンカーウーマンに抜擢された。ウォーレンはそんな彼女に、きな臭いパナマ情勢を取材したいと打ち明けた。タリーの旅立ちを祝う盛大なパーティの席上で、彼女はウォーレンが取材中に殺されたことを知らされる。やがて、彼女は夫の死の悲しみを超え、番組就任のあいさつで、報道とは真実を語る事ですと力強く宣言した。

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